東京の遺品整理で、実際に詰まりやすい3つのこと
東京で遺品整理を進めるとき、地方とは違う事情がいくつかあります。ご相談を伺っていて、特に多いのが次の3つです。
詰まり1:区市町村ごとに、窓口も手数料も違う
東京都には23区と多摩地域の市町村があり、粗大ごみの窓口はそれぞれ別です。電話番号も、インターネット受付の有無も、手数料も自治体ごとに決まっています。
「東京都のルール」というものは存在しません。お住まいの区市町村の案内を、その都度確認する必要があります。
ご実家と現在のお住まいが別の区の場合、片付ける先の区のルールを調べることになります。ここで手が止まる方が多くいらっしゃいます。
詰まり2:集合住宅の搬出条件
東京はマンション・アパートの割合が高く、搬出には建物側のルールが加わります。
エレベーターに乗らない大きさの家具は階段で下ろすことになり、人手も時間も変わります。大規模マンションでは、エレベーターの使用を事前に予約したり、壁や床の養生を求められたりすることがあります。
作業できる時間帯が管理規約で決まっている建物もあります。訪問日を決める前に、管理会社への確認が必要かどうかを押さえておくと、当日の手戻りを防げます。
詰まり3:収集を待つと2〜3週間
区の粗大ごみは、申し込んだ日にすぐ引き取ってもらえるわけではありません。杉並区の案内では収集までの目安が「2週間から3週間程度」、大田区では「2週間以上先の日程での受付となる場合があります」とされています。
賃貸の退去日や、ご親族が集まれる日が先に決まっている場合、この待ち時間が最大の壁になります。
さらに、年末年始・3月から4月の引越しシーズン・5月の連休明けは混雑する時期として案内されており、目安よりさらに先になることがあります。
区によってこれだけ違います(実例2区)
「区ごとに違う」と言われても実感が湧きにくいので、実際に確認した2つの区を並べます。
大田区の場合
- 受付:粗大ごみ受付センター 0570-037-530(IP電話などは 03-6631-7050)/午前8時〜午後7時
- インターネット受付あり(24時間)
- 持ち込み:電話申込のみ/1回10個まで/1世帯年度内4回まで/持ち込み先は京浜島
- 粗大ごみの基準:一辺がおおむね30cm以上
杉並区の場合
- 受付:粗大ごみ受付センター 03-5296-5300/午前8時〜午後7時(12月29日〜1月3日を除く)
- インターネット受付あり(24時間)
- 持ち込み:日曜日のみ/1回5点まで/午前9時〜午後4時/事前に電話またはファクスで申込
- 粗大ごみの基準:最大辺が30cmを超え、220cm以内
同じ東京でも、持ち込める点数が1回10個と5点で倍違います。杉並区には220cmという上限もあり、大きな桐箪笥などはそもそも粗大ごみとして出せません。
お住まいの区の条件は、必ずその区の公式案内でご確認ください。
共通して、区では引き取らないもの
次のものは、多くの区で粗大ごみとして収集していません。
- テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機
- 家庭用パソコン
- ピアノ、タイヤ、バッテリー、消火器 など
遺品整理では、これらがまとめて出てくることが珍しくありません。品目ごとに別の窓口を探すことになります。
そして見落とされがちなのが、この中に買取の対象になるものが混ざっている点です。後の章で触れます。
遺品整理を進める5つのステップ
順番を間違えると戻せなくなる部分があります。この順で進めてください。
ステップ1:期限があるかを確認する
賃貸なら退去日、売却予定なら引き渡し日です。この日付は動かせません。ここから逆算して日程を組みます。
相続放棄を検討している場合は、片付けに着手する前に弁護士や司法書士へご相談ください。遺産にあたるものを処分すると、相続を承認したものとみなされる場合があります。
ステップ2:貴重品と書類を先に探す
通帳・印鑑・権利証・保険証券・現金は、箪笥の引き出しの奥や衣類のポケット、本の間から出てくることがあります。
この捜索を、家具の搬出より先に済ませてください。運び出した後では確認できなくなります。登記済権利証は再発行されません。
遺言書が見つかった場合、封がされているものはその場で開けないでください。家庭裁判所での手続きが必要です。
ステップ3:搬出の条件を把握する
建物の種類、部屋の階数、エレベーターの有無、前面道路に車を停められるか。この4点が分かると、必要な人数と時間が見えてきます。
正確でなくて構いません。分かる範囲で結構です。
ステップ4:売れるものと手放すものを仕分ける
ここが費用を左右します。処分すれば費用がかかり、買取なら値段がつきます。同じ品物でも扱いを変えるだけで結果が変わります。
仕分けの作業自体を、ご自身でしていただく必要はありません。訪問時にまとめて確認します。
ステップ5:残りの片付けを進める
買取に回せないものについては、内容と費用を確認したうえで進め方をご案内します。
処分する前に確認したい、売れるかもしれないもの
「もう古いから」と判断して処分してしまうと、後から惜しく感じることがあります。次のような品物は、状態や種類によって買取の対象になることがあります。
- 着物・和装小物/証紙や作家名が分かるもの、状態の良いもの
- 時計・貴金属・宝飾品/動かない時計、壊れたアクセサリーも含みます
- 骨董・美術品/掛軸・茶道具・絵画・陶磁器など
- カメラ・レンズ・楽器/古くても需要のある機種があります
- ブランド品/箱や保証書がなくても確認します
- 比較的新しい家具・家電/製造年が新しいもの、状態の良いもの
- 切手・古銭・記念品・収集品
ご自身で価値を調べる必要はありません。判断がつかないものは、無理に分けずそのままの状態にしておいてください。
汚れているものを洗ったり磨いたりすると、かえって価値を下げてしまう場合があります。手を加えずにお見せいただくのが確実です。
遺品整理はいつから始めるのがいいか東京のどこまで伺えるか
埼玉県三郷市の拠点から、東京都全域へ出張しています。ただし、地域によって訪問しやすさに差があります。
三郷から近い地域
足立区・葛飾区・江戸川区は拠点から近く、日程を取りやすい地域です。急ぎのご相談にも対応しやすくなります。
それ以外の23区
23区内であれば出張対応しています。品物の量と予約状況を伺ったうえで、訪問日をご案内します。
多摩地域・島しょ部
訪問可否と日程は、品物の量やお住まいの地域を伺ってご案内します。遠方の場合、日程のご相談をお願いすることがあります。
まずはお住まいの区市町村をお伝えください。その場で目安をお答えします。
買取と片付けを、一度の訪問でまとめる
売れるものを買取店へ、残りを別の業者へ。この進め方では、同じ品物について二度説明し、訪問日も別々に調整することになります。日程がかみ合わず、片付け全体が長引くこともあります。
訪問時に、その場で仕分けます
エコラビは出張買取を軸に、訪問時に品物を見ながら「買取できるもの」と「手放すもの」をその場で仕分けます。売れるものは、その場で買取査定を行います。
買取に回せないものは、内容と費用を確認したうえで片付けの進め方をご案内します。窓口が一つにまとまるため、説明や日程調整の負担を減らせます。
買取できる品物があれば、その査定額が片付け時のご負担の軽減につながる場合があります。具体的な金額はお約束できませんが、買取可否・費用・差し引き後のご負担は、品物・量・搬出条件を確認したうえでご案内します。
古物商許可のもとで買取を行っています
エコラビは古物商許可(許可番号 305552421884)のもとで買取を行っています。確認前に金額だけを先にお約束することはありません。査定額に納得いただけない場合、無理にその場で契約を進めることもありません。
無料でご相談いただける範囲
出張料・査定料・キャンセル料の3つが0円です
出張料・査定料・キャンセル料の3つは、いただいておりません。査定額をご確認のうえで見送られる場合も、キャンセル料はかかりません。
費用がかかる場合について
買取に回せない品物の片付けや、搬出作業などに費用がかかる場合があります。作業内容と費用は、品物・量・搬出条件を確認して事前にご説明し、ご納得いただいた内容で進めます。
ご相談から当日までの4つのステップ
- 電話・LINE・フォームでご相談(お住まいの区市町村、品物の種類・量をお聞かせください)
- 訪問日時を調整(搬出条件の確認もこの段階で行います)
- 訪問時に品物を確認し、買取できるものと手放すものを仕分け・内容と費用をご説明
- ご納得いただいた内容で、買取・お片付けを進めます
ここまで、東京で遺品整理を進める際の詰まりどころと手順を整理しました。区ごとにルールが違うこと、集合住宅では搬出条件が加わること、そして区の収集を待つと2〜3週間かかること。この3つを先に押さえておくと、判断がしやすくなります。
どこから手をつけるか決まっていない段階でも構いません。お住まいの区と、片付けたい範囲だけお聞かせください。
この記事で分かること
- 詰まり1:区市町村ごとに、窓口も手数料も違う
- 詰まり2:集合住宅の搬出条件
- 詰まり3:収集を待つと2〜3週間
- 大田区の場合
- 杉並区の場合
よくあるご質問
東京のどこまで来てもらえますか?
東京都全域に出張対応しています。ただし地域と予約状況によって訪問できる日程が変わります。特に多摩地域や島しょ部は日程のご相談をお願いする場合があります。お住まいの区市町村をお伝えいただければ、その場でご案内します。
マンションですが、搬出できますか?
エレベーターの有無やサイズ、管理規約の内容によって進め方が変わります。大規模マンションでは、エレベーターの使用予約や養生が必要な場合があります。お住まいの階数と、管理会社への事前連絡が必要かどうかを伺ったうえでご案内します。
区の粗大ごみに申し込みましたが、収集日まで待てません。
状況を伺ったうえで、訪問できる日程をご案内します。買取できる品物があるかどうかも、あわせて確認いたします。区への申し込みを取り消す場合は、お住まいの区の粗大ごみ受付センターへご連絡ください。
区では収集できないものが出てきました。
テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機・パソコン・ピアノなどは、多くの区で粗大ごみとして収集していません。これらの中には買取の対象になるものもあります。品目と状態を伺ったうえで確認します。
一軒分をまとめてお願いできますか?
はい。品物の量と搬出条件を確認したうえで、必要な人数と日程をご案内します。一度の訪問で買取と片付けの両方を進められます。
遠方に住んでいて、立ち会えるのが一日だけです。
その一日で完了できるよう、事前にお電話で品物の種類と量を伺い、必要な体制を組んでから伺います。日程に余裕がない場合ほど、早めにご連絡いただけると調整しやすくなります。